手のひらを認証するための印鑑
先日手のひら静脈で認証してくれると話題の銀行に口座とキャッシュカードを作りにいったら、「印鑑を持って来ないと口座は開設できずカードも作れない。」と当たり前のように言われ、すごすごと帰って来た。
手のひら静脈よりも印鑑の認証精度の方が高いというのか?
あるいは日本の金融機関は規制等で印鑑が必要なのか?外資系の銀行であれば日本の支店でもサイン一つで口座が開設できるが、確かに日本の金融機関はあくまで印鑑を要求していたような気もする。
口座開設手続きにおける印鑑と暗証番号に相当する手のひら静脈認証の取扱いの枠組みが異なるので、たとえ手のひら静脈認証が強固な手段であっても、手続き的な制約から印鑑を代替することはできないということか、あるいは、手のひら静脈認証の実績が十分でないために問題が発生した場合をおそれて印鑑という逃げ道(?)を用意しているというようなところかとは思うが。
いっそのこと印鑑で認証できるATMを作ればよいのに・・・。
カテゴリー: 情報セキュリティ
印影認証
武田圭史さんのblogを巡回手のひらを認証するための印鑑ん〓印影ってやっぱり弱いよな〓本物があればCopyできちゃうし… 印影スキミングってあったりして(wUS…
初めまして。
某中堅製造業で、社内SE、とゆ~か雑用係を任されて
おります「とんとかいも」と申します。
いつも貴重なご意見・情報の公開に感謝しております。
さて、本題に入りますと、職業柄、よくあるパターン
だなと感じます。
要するに、
「IDの本質」を理解していない
ために起きたパラドックスと言えるのではないかと。
今回の例でいけば、
いまや【100円ショップでも買えるハンコ】などよりも、
【免許証】などの
身分証明証
の方が必要なのではないか?
と、思うしだいであります。
ではまた。
「とんとかいも」さんコメントありがとうございます。
何をIDにして何で認証をとるのかという点については、全プロセスを通してきちんと設計されているという例は少ないのかもしれませんね。
最終的には印鑑証明と印鑑があればなんでもできてしまいそうな気がします。