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企業、人間、国家の興亡を賭けたサイバー総力戦

まだAmazonに載っていないことでもっぱら話題の「ネット vs. リアルの衝突 誰がウェブ2.0を制するか」(佐々木俊尚さん著)の献本が届いた。

ウェブ2.0云々というのは出版社のマーケティングの都合だろうが、同新書の帯に書かれていたコピー「企業、人間、国家の興亡を賭けたサイバー総力戦」というのは、やりすぎ感はあるものの、壮大なハリウッド映画のキャッチみたいで気に入ってみた。

まだ正式発売前なのとまだ読み終わっていないため、内容については詳しく書かないが、インターネットによってもたらされる民主化とアナーキー化、とそれに対する国家権力による覇権化の衝突を、サミュエルハンティントンの「文明の衝突」になぞらえ、Winnyからデジタル家電、Web2.0まで興味深い切り口で今の時代を描いている。(NGNなども同じ文脈で捉えることもできるのだろう。このあたりは今後に期待か?)

佐々木氏はこれまでもネット系の様々な出来事について的確な描写と鋭い考察を示してきており、私が信頼するジャーナリストの一人である。今もなお本書に書かれた多くの事柄がリアルタイムで進行しており、さながら今の局面を紐解く上での参考図書としても使えそうだ。

佐々木さんありがとうございました。

【書籍】
「ネット vs. リアルの衝突 誰がウェブ2.0を制するか」(佐々木俊尚著)
文春新書
定価(税込) 840 円
ISBN 4-16-660546-1
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