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Keyholeでお茶の間軍事偵察

 ご近所のshimaさんのところで紹介されていたKeyhole社のKeyhole 2 LTを試用してみる。

 昨年10月にgoogle社が同社を買収した際に話題になっていたらしい。この専用ソフトウェアとサービスは、世界の主要な地域の衛星写真を自由自在に拡大縮小して閲覧できるというもの。操作に応じて都度画像データをサーバからダウンロードし、映画エネミーオブアメリカばりに、大陸大の画面からギューンとズームアップをして一台一台の車が識別できる大きさまで拡大することができる。個人ユーザ用の製品は29.95ドルを支払うと1年間利用できる。

 衛星写真は最大30cm(1ft)の解像度で、日本では東京23区内のみがこの解像度で利用できる。自宅や職場などを拡大すると、思わぬ建物が驚くような構造になっていたり、意外な位置関係にあることを発見したり、かなり楽しめる。

 東京の画像データは1997年のもので、防衛庁が移転する前の市ヶ谷の敷地は建設中のA庁舎の地下構造が丸見えになってしまっている。(タイミング悪すぎのような・・・。)六本木ヒルズなどはその気配もなく、お台場一帯はまさに建設中という状況だ。

 一方ニューヨーク・マンハッタンのデータは2002年のもので世界貿易センタービルがあった場所はグラウンドゼロとなっている。

 衛星画像の有無や解像度により、米国の関心をうかがうことができる。北朝鮮やイラクなどは、都市部ではない平原地域に突如高解像度な画像を持つ地域があったりする。点々と山間部にある建物などを見ると様々な想像が頭をよぎる。世界の様々な地域を眺めているだけでも時間の経つのを忘れ夢中になってしまう。

 このようなサービスが安価で自宅から手軽に利用できるとは驚きだ。特に米国ではカバーされている都市も多く写真も新しいので利用価値は大きい。少なくとも東京のデータはもう少し新しくなると良いのだが。

【参考情報】
Keyhole社Website(同社製品の試用ダウンロードが可能)
http://www.keyhole.com/

カテゴリー: 研究開発 タグ:
  1. 2005 年 2 月 4 日 15:10 | #1

    keyhole!

    激しく仕事になりません。 ヽ(´ー`)ノ

    http://www.keyhole.com/

    面白すぎます。
    ちょっと情報古いのもまた一興。俺が今働い…

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