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Winny上の情報漏洩問題を組織の情報管理の問題で片付けてはならない


Winnyと関連ウィルスによる情報漏洩の問題について、単純に「情報を持ち出す奴が悪い」という議論があまりにも多い。私は短絡的に組織の情報管理の問題として片付けそこで思考停止してしまうのは危険と考える。本件の問題の本質は、組織外への情報の持ち出しの存在、匿名P2Pネットワークの存在、匿名P2Pを悪用する暴露ウィルスの存在の全てが関係しており全ての要素を視野に入れた検討が必要であると考えている。

以下に、よくある主張に対する私の考えを述べる。

■「持ち出す奴が悪い」で片付けてはならない

「重要情報の持ち出し制限とその徹底」は重要な対策であることに間違いはないが、対策としてそれだけに頼ろうとするのは大変危険である。「重要情報を持ち出さない」「個人のモラルが大切」といった性善説に基づく対策には限界がある。日本全国の全組織で情報の持ち出しを防ぐことは不可能である。持ち出しは起こりうるという前提の対策もあわせて講じる必要がある。

■「Winnyを使う奴が悪い。自業自得」で片付けてはならない

情報漏洩をする人と事故によって被害をこうむる人が必ずしも一致しないことを認識する必要がある。個人のセンシティブな情報、組織の重要情報、市民の安全に関わる情報などが第三者から漏洩され、被害者は十分な補償もなく泣き寝入りになることが多いと考えられる。人命に関わる情報については人が命を落としてからでは取り返しがつかない。
現在言われている多くの主張は「加害者にならないための対策」であって「被害者にならないための対策」や「被害者の救済」についてはほとんど触れられていない。

■「特定のソフト(Winny)だけの対策をしても無駄」ではない

現実に日々Winnyと関連ウィルスにより実害が発生していることを認識すべきである。そもそも情報セキュリティは被害を防止してナンボである。被害が発生していない事象への対策よりも被害が発生している事象への対応を優先して考えるべきである。一日でも早くWinnyに対する対策を講じることで、多くの被害者を救済することができる。同種のP2Pやウィルスに問題が移行するとしても、その移行期間に抜本的な対策等に取組む時間的余裕が確保できる。漏洩事故は連日発生している現実を認識すべき。完全なセキュリティを求めるのではなく実効性のあるセキュリティ対策を考えるべき。

具体的な対策については、P2P型情報漏洩対策研究会(仮称)の中で実現可能性等を含め検討を進めている。

カテゴリー: 情報セキュリティ タグ:
  1. Arain
    2006 年 3 月 16 日 12:26 | #1

    僕としては「持ち出す奴が悪い」「Winnyを使う奴が悪い」も事実であり、それだけで片付けてはいけないことも連日被害者が出ていることも認識しているつもりです。
    「特定のソフト(Winny)だけの対策をしても無駄ではない」に関しても、Antinnyに関してはMSががんばってくれているし、これ以上の対策というのが正直思いつかない。
    http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/03/15/11254.html

    「完全なセキュリティ」という言葉はそれ自体が嘘であり、厳密に言えば「あるいくつかの項目に対して気をつけている」という程度のものでしかないわけですが、Winnyに関する僕の認識では「Antinnyにだけ気をつけていればとりあえずは良い」という状態。
    まぁ、僕はそもそもWinny自体インストールもしていませんが(とか言うヘタレですいません)。

    ただ、前のエントリーででた、ISP側での通信規制に関しては、「Winny通信制限=情報漏えい減少」かというとかなり微妙なところだと思っています。
    一度漏れたら取り戻せないので、規制を掛けてもどんどん出回るわけですが、広まる速度が遅くなるだけな気がします。

    P2P型情報漏洩対策研究会(仮称)で進展があったら公開してくださいませ。
    期待しています。

  2. keiji
    2006 年 3 月 16 日 13:25 | #2

    そうなんです。「広まる速度が遅くなる」というのが重要と思っています。
    Winny+Antinny事件の何が問題かというと「広まる速度」が他のセキュリティ事故に対してとてつもなく早く、広がりも大きいということだと思います。
    最初から「漏らさない」ことは重要ですが、今までの漏れ方と被害の規模がぜんぜん別物であるのは、この「広まる速度(とスケール、さらに削除不可能な点)」にあると私は思っています。

  3. とんとかいも
    2006 年 3 月 16 日 21:44 | #3

    ご説の通り、
    「100点満点じゃないから0点でも良い」ということではないですから、
    各自、各立場で、「できることから実行する」のが一番早いですね。

    ちなみに勤務先では組織としてのポリシーを立ててくれないので、
    PC関連のみに限って「オレオレポリシー」を勝手に立てて、
    Admin権限を濫用(?)することでどうにか治まってます。

    ご参考まで、オレオレポリシー3原則

    いわく、

    1.私用するべからず。
    2.持ち出すべからず。
    3.持ち込むべからず。

    ここで、「なにを?」と疑問の声が上がるものと思います。

    ・漏洩しては困る情報(データ)そのもの
    ・各種情報機器
    ・各種記録媒体
    ・メール(公務に限る)
    ・ソフト

    と、挙げればキリが無いのでこの辺で止めて置きます。

    もちろんこれだけでは不十分です。
    組織内システムの概要だとか、
    どこのコンピュータを何の目的でどこに何台入れてるとか、
    ヒトの【クチ】に戸は立てられません。
    特に、自社システムを【自慢したい】上層部のヒトなど。

  4. 2006 年 3 月 17 日 00:06 | #4

    エントリのご趣旨に同感です。私は情報セキュリティの専門家ではないものですから、むしろ「ネット言論においていかにリバタリアニズム的な自己責任論が醸成されていくか」という観点でwinnyの問題を眺めていましたが、結局winny感染の被害にあった個人に責任を押しつけようとする意見が殆どであったように思いました。なぜ安易にそのような帰結に至るのか、あるいはなぜ武田さんのような建設的な視点がもっと出てこないのか、とても不思議ですよね。

  5. みゅう
    2006 年 3 月 17 日 11:08 | #5

    ここで、辛口の反論を言うべきでないと思いますが、表題は間違っており、結局情報管理上の問題であると思います。
    1.「持ち出す奴が悪い」で片付けてはならない
    当然です、組織が悪いですから、社員側に守って貰おうとしていると言う点で管理の甘さです。

    2.「Winnyを使う奴が悪い。自業自得」で片付けてはならない
    これは、指摘しているのがそもそも異なります。これは、あくまでも個人における個人情報に対してであり、企業における情報漏洩に対しての指摘ではありません。もちろん企業内で利用する事で漏洩している場合については、今後被害者側から多大なる損害賠償を起こされる事になった場合に関して当てはまりますが。
    記事の通り、世間では加害者向けの話が多いのは、責任転換の現れでしょう。痛みは痛みを受けたモノしかわからないですから。被害者になった方は、どんな方であれ、企業を含めて訴える仕組みを容易に出来る様になれば手綱も自然と締まると思います。

    3.「特定のソフト(Winny)だけの対策をしても無駄」ではない
    大枠で無駄です。何故かというと、一つの事への対策はあくまでもパッチ(絆創膏)だからです。一部を塞いでも違う所から漏れます。根本的解決を行っていないわけですから、当然です。重量以上のモノを入れた鞄はどこか破れます。そこを塞いだとしても、重量は超えている訳ですから、再び破れるわけです。
    ですが、書かれている通り、今やるべき最優先ではあるかとは思います。ですが、それだけで終わったと思うのが大半ですから、そう言う意味で無駄であると言われていると思います。

    正直、一般人の危機管理能力のなさにほとほと驚かされる毎日です。だからといって何もしないでいるよりも、おっしゃるとおり、一つ一つ片づけていくしかないのですけど。
    最近はwinnyを介さなくても、自らのHDDを公開するウイルス(トロイ)も広まっていますので、winnyだけを見ていても危険かと思います。P2Pという視点ではなく、もっと根本的な事を検討しないと意味がありません。開発する人間として、P2Pへのみ対象を絞った目先だけの報道が多いのは残念な事です。

    ある意味、小泉イズムの広い情報公開になっているんだと風刺的に感じています。

  6. keiji
    2006 年 3 月 17 日 12:07 | #6

    とんかいもさん、福田さん、みゅうさん貴重なご意見ありがとうございます。
    表現の差こそあれ皆さんの認識は同じですし、考えていることは大元で近いのかなという気はしています。

    私は情報セキュリティに関わるものとしてWinnyの問題がここまで大きくなるまで放置していたのは失敗だったと思っています。「パッチ(絆創膏)」でもいいから早くあてていればこれほど大きな問題にならなかったのではないか。パッチでひとりでも被害者を救うことができれば決して無駄ではないと思っています。パッチはあてることが無駄であるというよりもむしろ最も効果的な対策ではないかと思います。

    ウィルス対策、FW、IDSなど今のところ広く使われているセキュリティ対策って悲しいかな全部パッチのような気がします。

  7. arai
    2006 年 3 月 17 日 19:49 | #7

    多分、皆さんの考えていることと私の考えも近いのかも知れません。

    唯、対処療法としてのパッチも重要かもしれませんが、Winnyこそ悪という極端な姿勢は、どうにも好きになれません。

    特定のソフトに対処しても無駄と書かれている通りで、対処療法と同時に根本的な治療法方が必要かと。持ち出して漏洩するのが悪いというのが私の考えなのですが、不幸にも私はIT系の業界で働いているもので、インターネット上のリスクに敏感になっています。このため自宅でもFWを設置したり、ログを頻繁にチェックしたり自己責任で管理しています。というのも、インターネットに接続することは、良い面と悪い面の両方ともが混沌としており、良し悪しが更なる気付きを与えてくれる場合があると考えています。このため、自由な通信ができるということに非常に魅力を感じています。

    対処療法が進むと管理社会になっていくようで、その点を個人的には非常に気にしています。

  8. keiji
    2006 年 3 月 17 日 22:52 | #8

    Winny自体が悪いとは思いませんが、Winnyとウィルスによって発生してしまっている事故についてはあまり良い状態ではないですよね。

    そもそもWinnyの通信が自由かという点は疑問です。誰にも制御できず全てWinnyまかせに通信しており出てしまった情報が止められないという時点で自由ではないような気がします。

    また一方で自由には責任が伴うという考え方もあるかなと思います。

    深刻な問題を起こし社会に迷惑がかかるようなことがあれば規制を受ける。それがいやなら安全で安心して自由に使えるインフラを構築し利用ようというインセンティブになるのではないでしょうか?

  9. arai
    2006 年 3 月 18 日 14:26 | #9

    >一方で自由には責任が伴うという考え方もあるかなと思います。
    その通りです。ですから、対処療法ではなく根本治療が必要ではないかと思うのです。もっとも、時間がかかるだろうし、結局は周知徹底できないでしょうが…

    >情報が止められないという時点で自由ではないような気がします。
    現実的に制御できることも必要だと思っています。が、P2Pという性格や現実のインターネット上の情報のやりとり自体でも止められない複製の存在があります。ご存知だとは思いますが… これから、進歩していく過程で変わっていくものではないかと思います。

    安心して自由に使えるインフラというのも非常に魅力を感じます。ですが、責任を受け止めた上で規制のないインフラであって欲しいと私は思っています。何故なら、インターネットの商用利用が開始されてから、初めて規制されない情報交換やコミュニケーションを手にいれることができたからです。当然のことながら、良い悪いという面もありますが、そのことを理解した上で責任ある利用が望ましいと考えています。

  10. keiji
    2006 年 3 月 18 日 16:20 | #10

    基本的な認識・理解は私もaraiさんと同じだと思っています。私もなるべく自由に使えるインターネットであって欲しいですが、その自由が人や組織に深刻な危害を与えてはならないと思うんです。
    インターネットが自由かというとそうでもないですよね。例えば幼児ポルノを公開すると捕まるわけですし、自由のように見える匿名掲示板でも発言が削除されたり発言内容によっては逮捕されることもあります。つまり今のインターネットの自由は一定の管理のもとに実現されているのではないでしょうか?そしてその管理の及ばないものがあって実害をもたらすのであれば社会コストの合理性からいって規制した方が良いという場合もあるように思います。

  11. みゅう
    2006 年 3 月 19 日 07:07 | #11

    何事に対してもですが、陰と陽の面はあります。長短があるのは当然ですし、完璧なモノは存在しないのです。ですから予測したりして予防する事で完璧に近づけようとしているわけです。ですので、今回の事件は陰の部分があからさまにでたと認識しています。
    便利になればその分リスクが増えるのは当然の結果ですし、認識が甘かったと言えば、話が終わる国なので、これからはさらに厳しくなると思います。
    正直、初期の頃の漏洩(winnyで無くても)で、企業側の責任問題を追及できない消費者側にも大きな問題があると思います。日本ではおとなしいですが、米国で置き換えたなら、随分と状況が違っていると思います。そー言う意味で言うと、流出騒ぎがあったソフトバンクや楽天など大企業は米国でなら、潰れなくてもその寸前まで行くんじゃなかったろうかとかと、ふと思います。

    ほめるべきではありませんが、結果的に、我々は、このウイルスを作った方が日本の危機管理能力への警鐘を鳴らしてくれているのだと、ポジティブに受け止めて行動しないといけないのかも知れません。
    難しいですね(苦笑)。

  12. alviss
    2006 年 3 月 20 日 11:33 | #12

    今回のようなWinnyで広まってしまうからトラフィックを規制しようという大枠での保護は将来、ユーザー側に守ってもらえてるからという意識を植えつけてしまうのではという懸念もあります。

    インターネットの普及に伴い、ユーザー数は年々増加の一途をたどっていますが、ウィルスに無防備な方が多く、販売されるPCにはメーカー、自作問わずアンチウィルスソフトのバンドルがほとんどとなっていますが、これは半年で期限が切れるものでそれ以降アップデートしていないという方も多いです。またアンチウィルスソフトがあれば大丈夫という認識の方も多く、不用意にEXEをクリックしてしまう方があまりにも多いです。
    個人でのセキュリティ意識が乏しい現状を早急的に打開するのは無理なので即効性のある対策と言われてしまえばISPによる規制になってしまうでしょう。
    しかしながら、今回の毒を持って、ユーザー(企業、個人含)への警笛とすれば対策を行った後よりは効果が高いという見方も出来るのではないでしょうか。Winnyだけではなく今後同じような事象は永続的に発生しえるでしょうから、先を見据えれば大々的に啓蒙活動を行うこともメリットがあるように思えます。(今の情報はWinny対策に偏りすぎてますし)

    被害にあった人は悪くない。被害者を加害者にしてしまわないよう保護する。この意識が根強いことがセキュリティ意識の浸透化に少なからず影響があるのではないでしょうか。個人情報漏洩した企業が責められることが少ないのはそのせいなような気も。
    またACCS不正アクセス事件など例にあげればセキュリティ技術の発展にも弊害が出ているのではないでしょうか。

  13. 匿名
    2006 年 3 月 23 日 15:15 | #13

    「winnyトラフィックの完全規制を行うプロバイダ出現」で論破され泣きそうです(笑

    kenji氏の言うとおり”自由”と”放置”は違うと思います。
    が、人間(私だけ?)は手間を省きたがる傾向にあり、セキュリティを強化すれば必然的に手間や面倒さが増えますし、セキュリティを下げれば、手間も面倒さも減ります。
    鉄壁のセキュリティを施したとしても、winnyに関らずデータ流出0%はたぶん不可能でしょう。
    なら、いっそのこと発想を変えて行けば良い。
    素人の考えをプロな方々に見せれば”ムリだろ!”等あると思いますが、データの信用性を下げるとか。
    まー何が言いたいかというと、
    実存するデータが漏れる→データとしては正しいが第三者が見た場合にそのデータの信憑性が著しく低下する。
    みたいな。。。ムリかな(汗

  14. keiji
    2006 年 3 月 23 日 17:21 | #14

    「データの信用性を下げる」というのは有効だと思いますよ。明日のセミナーではWinnyネットワークのポイゾニング(汚染)の話もします。

    結構これは有効のようです。ハッシュを使うとか捏造対策機能もありますが、現実レベルでかなり有効に機能すると思います。

  15. 2006 年 3 月 27 日 17:26 | #15

    Winny 媒介流出事件 ― 新たなプロバイダ規制 vs P2Pファイル共有の信頼モデル

    Winny によりダウンロードしたファイルを実行して、ある種のスパイウェアに感染する事件が取り沙汰されている。他のスパイウェアと同様にある程度の範囲にあるデー…

  16. トントン
    2006 年 3 月 31 日 06:47 | #16

     確かに、Winny対策で被害拡大の遅延は一時的には可能だと思います。けど、ウイルス作れる人にあったことの無い裏を知らない人の考えなんですよね、それ。遅延できたって、一週間もすれば元通り、否余計に被害は拡大しますよ。
     
     ウイルスを作れるような人は所詮「楽だから」と言うことでP2Pを使っているだけで、P2Pが使えなくなったらどうすると聞けば、「昔に戻るだけ」と答えるでしょうし。本当に被害を減らしたいなら、まずネットワークその物を縮小するほかないですよ。

     それにWinnyの規制なんてのは、出来ても、プロバイダの「仕様」止まりで(PCの機種によって出来ないゲームがあるのと同じように)他所に呼びかけるのは、Winny自体が法律上合法である限り不可能と思われます。

     上のコメントで述べられましたポイゾニングは違法ファイルを落としていない人のところに落とされない確率が100%で無い限りはおすすめできません。Winnyを正しい共有ウェアとして使ってる人がそれを落とした場合は精神的に苦痛や他所に自分の情報が漏れたかもという不安感を与える結果となり、逆に加害者になりかねないからです。Winnyは一文字のワードでも共有できることから違法ファイルを落としていない人の所に落とされない確率が100%になることは不可能です。「実際に落とされてないからいいじゃん」的な考えでしたら、それはWinnyで違法ファイルを共有している人達と大差ない考えで、「ばれなきゃいい」と同じです。

     つまり現在の状況では、Winny程の巨大ファイルを共有できる合法のみのウェアがないので規制は逆によろしくない結果を招きます。(巨大合法ファイルの取引不可、ウィルスの無差別配信化 等)

  17. keiji
    2006 年 3 月 31 日 08:44 | #17

    トントンさん貴重なご意見ありがとうございます。私も規制が良くない理由をきちんと理解したいと思っていますので大変参考になります。良かったらもう少し教えていただければ幸いです。

    >遅延できたって、一週間もすれば元通り、否余計に被害は拡大しますよ。

    現在Winnyネットワーク上で発生している規模の被害を一週間でもたらすようなウィルスというのは過去に見たことがないのですが、どのような形で出現するとお考えでしょうか?Winny上の暴露ウィルスの破壊力は匿名P2Pネットワークの性質をフルに活用しているところだと思いますが、そのようなウィルスが短期間に出現普及するシナリオはどのようなものでしょうか?

    >「昔に戻るだけ」と答えるでしょうし。

    Winny暴露ウィルスのない昔にもどったとすると大変効果的かと思います。

    > Winny自体が法律上合法である限り不可能と思われます。

    麻薬もそうですが違法かどうかは禁止する法律を作るか否かですから、どうしてもだめなら法律で禁止するのでしょうね。

    >ポイゾニングは違法ファイルを落としていない
    >人のところに落とされない確率が100%で無い>
    >限りはおすすめできません。

    無視リストに特定のキーワードを追加すればよいのではないでしょうか?

    >他所に自分の情報が漏れたかもという不安感を与える結果

    どうしてでしょうか?

    >「実際に落とされてないからいいじゃん」的な考えでしたら、
    >それはWinnyで違法ファイルを共有している人達と大差ない考えで、
    >「ばれなきゃいい」と同じです。

    よくわからないです。ごめんなさい。

    >Winny程の巨大ファイルを共有できる合法のみのウェアが
    >ないので規制は逆によろしくない結果を招きます。

    BitTorrentやWinMXではだめですか?

  18. トントン
    2006 年 4 月 1 日 02:35 | #18

     勘違いなさっているようなので、言わせてもらいますが、Winnyの匿名性にウイルスを作るような人間が頼っているとお思いですか?それでしたら、一言言わせてもらいますが「嘗めるのも大概にしろ」
     
     あくまで昔に戻るとは感染ルートの話でその頃のウイルスには情報漏洩などの機能がなかったので、知らない人も多いですが、割と簡単にウイルス起爆が出来てたんですよ。
     
     特定のキーワードに「ゲーム」といれて、友人の間で「今週発売のゲームはこれだよ~」などのファイルをやり取りしてたらどうするおつもりで?それともポイゾニング用ファイルの詳細をネット公表でもしますか?
     
     落としたファイルがポイゾニング用ファイルで意味がわからず不安になる可能性だってありますよ。誰もがアナタみたいな心臓に毛があえてバリアーを設置しているような人間ではないので。
     
     我田引水、軽挙妄動

     BitTorrentやWinMXでも情報漏洩はします。のでWinnyがだめならこの二つもダメなのでは?

  19. keiji
    2006 年 4 月 1 日 09:12 | #19

    トントンさん。ご丁寧なご説明ありがとうございます。大変勉強になります。

    >その頃のウイルスには情報漏洩などの機能がなかった
    >ので、知らない人も多いですが、割と簡単にウイルス
    >起爆が出来てたんですよ。

    90年代の終わり頃にはメールを通じた漏洩型ウィルスは存在していましたらから、情報漏洩機能がなかったから起爆が容易だったというのはあてはまらないのではないでしょうか?理由は別にあるのではないでしょうか?

    >「今週発売のゲームはこれだよ~」などのファイル
    >をやり取りしてたらどうするおつもりで?

    ごめんなさい。質問の趣旨がよく理解できませんでした。

    >それともポイゾニング用ファイルの詳細をネット公表でもしますか?

    して良いと思いますよ。皆が無視リストに登録すればよいですからね。そうすればファイルの仕様自体に違いはなくなりますので漏洩情報を拾う人もいなくなると思います。

    >落としたファイルがポイゾニング用ファイルで
    >意味がわからず不安になる可能性だってありますよ。

    もっと怖いファイルがたくさん落ちていますから注意喚起として有効ではないかと思います。

    >BitTorrentやWinMXでも情報漏洩はします。
    >のでWinnyがだめならこの二つもダメなのでは?

    両者の拡散や匿名の仕様からWinnyを使った場合に比較するとかなりリスクは小さくなるかと思います。ポイントはリスクの大きなところから小さなところに誘導するということではないでしょうか?BitTorrentやWinMXで現在Winnyで起こっているような大騒ぎにはなっていないわけですので。

    トントンさんも シントルパンさんも人にウィルスを感染させることに興味があるようですが、ここでは誰もそんなことは気にしていないですよ。これまでの議論を一通り確認していただくと良いかと思います。

  20. トントン
    2006 年 4 月 1 日 17:48 | #20

     まさかと思いますが、Winnyに何か恨みでもあるんですか?話を読んでるとKeijiさんは大変Winnyに恨みがおありと読み取れるのですが・・・。
     
     それと精神的苦痛を与えた場合って罪になるの知ってます?

     ぶっちゃけます、シントルパンは私の友人です。彼はあれでもウイルスバスター系のソフト会社やプロバイダに任せていては、結局何の解決にもならないと論じている人ですし、彼自身P2Pの登場以前、インターネット環境の確立当初から裏側の対策についてはずっと講じてきていますから、今の安易なやり方がどういう結果を招くかはよく知っているはずです。何より彼自身がP2Pなどの無断で著作物を他人に受け渡せる物を大変嫌っています。それと、ウイルスの感染に興味があるのではなく、ウイルス製作者の技術が近年如何に上昇しているかやウイルスによる情報漏洩の恐怖を対策を講じてきただけあって人一倍知っているだけで、これだけ論じるのも彼が自己満足や評価を受けたいからなどと言う、如何にもその辺の企業が考えそうなことではなく、本当の意味での情報漏洩防止と救済を望んでいるからです。暴露ウイルスの原型がP2Pだと思いたければそれでもいいです。でも、木の根っこって意外と深い所まであることを知っておくべきだと思います。って、言ってもそれは承知しているなどの返答が返ってくるでしょうから先に言っておきます。あなた方の知っていることなど根の半分以下です。根の一番下を見れるのは根の一番下に行った人間だけです。土の上でぬくぬくしているあなた方には決して見ることの出来ない地下深くですから。

     多々、無礼な発言をお許しください、おそらく地下について知っている方はいらっしゃらないと思われますので、ここに投稿するのは控えさせていただきます。

  21. keiji
    2006 年 4 月 1 日 18:12 | #21

    >Winnyに何か恨みでもあるんですか?

    恨みはないですし技術的にはすばらしいものだと思います。ただ現実に多くの情報セキュリティ事故が発生している以上それに対する対策が必要だと思っています。Winnyの適正利用を担保しつつ漏洩事故の被害防止救済ができればそれに越したことはないと思います。

    >暴露ウイルスの原型がP2Pだと思いたければそれでもいいです。

    ・・・いやそんなことは書いてないのですが・・・。

    ともあれ、シントルパンさんもトントンさんもお付き合いいただきましてありがとうございました。またよろしければお立ち寄りください。

  22. あああ
    2006 年 4 月 21 日 22:21 | #22
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