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これはおすすめ!!目黒「地震の学習館」

目黒区防災センター「地震の学習館」は各種災害シミュレーション等の体験施設で、専属の説明員さんがついてなんと全てが無料。週末も開いていて、目黒区民でなくても利用できる。

地震の揺れや初期消火、煙の中の脱出、応急救護、地震の初動対処などを体験することができる。来訪したグループ毎、説明員がついて丁寧な指導を受けることができる。私たちを担当してくださった方はディズニーランドのジャングルクルーズばりのジョークを交えた解説をしてくださり、大変楽しく体験学習させていただいた。

初期消火体験では訓練用の(といっても本格的な)消火器を使って画面に表示される炎を実際に消火する作業を体験。地震体験では、一般家庭、ビル、阪神大震災、関東大震災などの揺れの違いなどを体験できる。震度5.5~6弱の揺れが再現されているとのこと。煙体験では火災時に煙が充満した建物を想定し、迷路のようになった通路を出口を探しながら逃げるというもの。真っ暗で煙が充満した建物内で手探りで進むことの難しさを体験できる。予想以上に本格的な体験ができるので驚いた。

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続いて、救急救命の訓練。訓練用の人形を使って人工呼吸や心臓マッサージの訓練を行う。説明員の方が突然人形に向かって「山田さん!山田さん!」と叫び始める(?)。意識を確認するには、当人の名前を呼ぶのが良いらしいとのこと。それにしてもこの人形の名前が「山田さん」とは…(Rescue Anneという名札らしきものはあるんですが)。

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ということで私も山田さんの肩を叩きながら「山田さん!山田さん!」と呼びかけてみる。もう一体の人形に向かって今度は「花子さん!花子さん!」と指導員の方が呼びかけている。山田さんの下の名前は花子でフルネームは「山田花子」らしい。人工呼吸の空気量や心臓マッサージの位置、強さ、タイミングなどが印字された紙が山田花子さんのわき腹からにょろ~と出てきたのには驚いた。

このほか、地震にあったときの適切な判断を評価するサバイバルゲームや、映像シアターなど地震について1時間程度で総合的に体験学習できる施設となっている。目黒の住宅地のど真ん中に、このような充実した施設が存在することは驚きだ。来館者はそれほど多くもないようだが、夏休みや週末の家族サービスやデートで行ったとしても十分満足できろうだろう。楽しみながら防災に関する知識を身につけることができるこういった施設は、一般市民にとっても役に立つものであり、大変有意義だと感じた。組織の防災や危機管理の担当は一度訪れると良いのではないだろうか。

(参考情報)
■目黒区防災センター・地震の学習館(目黒区)
http://www.city.meguro.tokyo.jp/bosai/center/index.htm

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  1. 2006 年 8 月 21 日 11:28 | #1

    防災ふぇスティバル

    あえて ふぇ は平仮名にしていますww

     防災について目黒区が無料で楽しいことをしているという記事です。

    この内容、たしか高校?の時に同じ事をしまし…

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